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2005年8月26日 (金曜日)

学会発表を終えて

 昨日、東京学芸大での学会発表を終えた。しばらくぶりの発表で緊張しました。口が渇いて困る。まったくだらしないと自分を思う。が、人前で自分の考えを述べるという機会は得がたいと考える。大学の授業とはちがう。発表の内容は、E.レヴィナスが関わるものであった。かれの思想はしばらく考えてみたい。何か訴えてくるものがあるからである。他者の顔が、わたしに呼びかけるというものである。他者のために生きることが、何よりも優先されるというのである。自己中心、自己満足、自己陶酔等に満ちた今の社会に対する警告と受けとめている。結局、自分のことばかり考えて生きていったら、その自分はいつか破滅に至るしかないのでは。逆説的であるが、ーー真実はそうである場合が多いのではーー他者を自分より優先して考えたとき、自分が在るのかもしれぬ。
 「やはり、誰かを相手に、自分のペンで、紙の上に、ゆっくり、努力しつつ書いていくこと」が、人間の自己表現にとって必須であると作家の高橋たか子氏は日記(「日記」講談社、2005年)に書いている。今日の情報社会にたいする批判である。ブログに書くということ、それは何であるか、考えさせられた。
 

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